タイピングを向上させるうえで重要なことは何でしょうか。
それは「精度」を向上させることです。
精度が上がると当然ですがミスが減ります。ミスが減るということは打ち直しがなくなります。打ち直していた時間をさらに入力に割くことができるので、入力スピードを格段に上げることができるのです。
タイピングミスを減らすために、まず何ができるでしょうか。
正しいフォームを身に着けることが必要です。
これからパソコンを覚えたいあなた、我流でタイピングをしてきたあなたへ、
これを機にタイピングの基本フォームともいえる、「ホームポジション」を覚えましょう!
ホームポジションとは?
ホームポジションとは何でしょうか。言い換えれば「基本ポジション」って感じかなと思います。
あなたが使っているキーボードの「F」と「J」に注目してみてください。
指で触ってみると、小さな突起がありますよね。
この「F」に左手の人差し指を、「J」に右手の人差し指を載せてみてください。次に
中指を「D」「K」に、
薬指を「S」「L」、
小指を「A」「;」
と順番にキーに降ろします。
両手の親指はスペースキーに軽く触れるようにします。
これがタイピングの「ホームポジション」です!
ホームポジションの使い方
「F」と「J」を基本にしたこの形を保ったまま、上の段に手をスライドしてみて下さい。すこし斜め移動にはなりますが、今度は「R」と「U」に人差し指が来るようにしてください。同じように手の形は保ちつつ、今度は一番下の段「V」と「M」に人差し指をのせてください。
このように手の形を保ったまま、上の段と下の段へと手を移動させてキーを入力していくのに、ホームポジションの型を使います。
この時に、キーボードをみないで手を移動してみましょう。
上下に移動するときに、形が崩れてしまうことがあるんじゃないか、そんな風に思いますか?
安心して下さい。「F」と「J」には突起がついています。
この突起を人差し指で探すことで、目をつむっていてもホームポジションに型を戻せるようになっているのです。
試しに目をつぶってみて、左手人差し指で「F」を、右手人差し指で「J」を探してみてください。結構簡単に見つけられますよね!?
実はキーボードを見ないで入力する「タッチタイピング」(ブラインドタッチ)ができる人はこれで自分の手の位置を把握しているのです。
魔法のように見えていたかもしれませんが、これがカラクリなのです。
文字を打ってはこの突起を目安に手のカタチを戻します。
打っては突起に戻す、打っては突起に戻す・・・
これを繰り返すことで、正確なタイピングが実現します。
ホームポジションの練習方法
ホームポジションをどうやって身に着けたらいいでしょうか。
おすすめは、WEBサイトを活用することです。
わたしは実践!タッチタイピングというサイトで勉強しました。
このサイトの「基本コース」ではキー配置や指の動かし方について、ゲーム感覚で学ぶことができます。
最後にスコアも出るので、苦手な文字や、タイプスピードの測定もしてくれます。
暇なときやにアクセスして、コツコツ反復練習をしていくと、いつの間にか無意識に指が動くようになりますよ。手元を見なくても打てるようになるまで1か月くらいかかりましたが、やってよかったと思います。
今でもたまにアクセスして、自分の苦手キーを知ったり、忘れている動きを思い出すのに使わせていただいています。
意外と 集中力を使うので毎日コツコツやるのがポイントです。野球の素振りみたいに、基本を繰り返すことがタイピング上達の近道です。
まとめ
ホームポジションはタイピングの基本です。
ホームポジションをしっかり覚えると、タイピングの精度を格段と上昇させることができます。
ホームポジションを身に着けることは、自転車に乗れるようになることと似ています。一度覚えてしまえば、一生モノの技術になりますし、仕事の速度も何倍にもしてくれます。乗れば乗るほどうまく乗れるようになるように、打てば打つほど上手に打てるようになるのです。自転車にのれると行動範囲が広がるように、パソコンについてもっと幅広く楽しめるようになりますよ。