はじめに
近年、高齢化社会の進む中、介護の需要はますます増加しています。介護業界はあらゆる職種のなかでもIT化、デジタル化がなかなか浸透していない実態がみられています。業務報告書が手書きでおこなう事業所はまだまだたくさんありますし、たとえ介護ソフトのようなものを導入しても、それを使いこなすのに時間がかかる(学習コスト)にやはり結果的にアナログに頼ってしまうということも多いようです。
介護業界を支えてくださっている現場のヘルパーさんや介護福祉士の方たちの中には、デジタルネイティブではない方たちが少なくありません。報告書を作成するのに、効率化を期待できるとしてパソコンで作るよう事業所から求められ、それがストレスになっている方たちもおられます。介護業界の離職理由にはそもそもの業務内容に精神的な負担が多いことがあげられる実態がありますが、それに加えてパソコン操作がストレスになってしまうということはできれば避けたいことではないでしょうか。
パソコンは使いこなせると便利なものです。きちんと使えるようになれば効率化やかえってストレスの軽減に寄与できるものなのです。それでぜひ介護業界におられる方たちに、パソコン操作の基本を学んでいただけたらと思います。パソコンは基本をしっかり身に着ければまったく怖いものではありません。どんな分野にも言えることですが、基本さえ身に着ければ、いくらでも応用が利くものです。基本を身に着ければ、難しい介護ソフトを使いこなすことも難しくありません。
私事ですが、5年ほど前から現在に至り、介護職に携わる方たち向けにパソコン操作、Word、Excel、PowerPoint、スマートホン、タブレットの講座で講師をさせていただいております。そこで培った経験をもとに、皆さんのお役に立ちそうなパソコン操作やデジタル化関係の情報をお分かちできれば嬉しいです。
まだ始めたばかりで情報が少ないですが、少しづつ充実させていきたいと思います。お時間のある時に参考にしていただければと思います。
パソコン操作 記事まとめ
タイピング
介護従事者の方たちが苦手意識が高いパソコン操作として、「タイピング」と言われる方が多くおられます。それでも業務日誌、報告書などなど、タイピングが必要となるシチュエーションは多いのではないでしょうか。じつは「タイピング」をしっかり身に着けると、パソコンに対する苦手意識がなくなります。以下の記事を参考に、「タイピング」技術の習得に取り組んでみてくださいね。
Word
Excel
パソコンについて(コラム)
あまりパソコンに触れてこなかった方や、これから学ぼうとされる方に向けて、よくあるパソコンのお悩みにお答えできればと思います。ご自身で買う時のパソコンの選び方など参考になれば幸いです。